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こんなときは

Q:生理が不順になってきた
Q:娘が流産、次の出産の注意は
Q:生理痛ひどく、子供ができない
Q:「妊娠2ヶ月大」の子宮筋腫
Q:小5で生理不順、中3でなし
Q:子宮筋腫!子供はほしい

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Q:生理が不順になってきた
 43歳の主婦、最近生理が不順になってきました。基礎体温は1ヶ月間、一相性(低温)の時があります。この場合、排卵なしと思われますが、生理日の予定は分からないものか、生理の出血と病的な出血の判断はできるか、避妊は常にしてなければならないか、よろしくお願いいたします。
(新潟市・F子)
A:ホルモンバランスに変調
 年齢を考えると、多少生理不順がみられるかもしれません。しかし、更年期には時期が早いと思います。出血の状態や他の自覚症状の有無が分からないために、適切な回答にならないかもしれませんが、月経がなぜ周期的に起こるか考えてみましょう。
 月経が周期的に起こるのは、下垂体から出る2つの性腺刺激ホルモンと卵巣から出る2つのステロイドホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)が、周期的に変化することによります。もしこれらのホルモンのうち、どれかがバランスを崩したりすると、結果として無排卵という状態になります。
 基礎体温が低温で一相性ということは、排卵のない状態と考えてよいわけです。このような状態で、子宮出血が起こった場合、これを機能性子宮出血といって、生理による子宮出血とは意味が違います。機能性子宮出血であればステロイドホルモンによく反応しますから心配いりませんが、無排卵というホルモンバランスの崩れた原因をはっきりさせるための検索が必要です。
 次に、生理不順の場合、次の生理予定日を推定するのは困難です。基礎体温をつけていて、高温期であれば高温期間は12日前後ですから見当をつけることもできますが、低温相であれば、いつ排卵があるかわかりませんので、適当な避妊も必要となります。他の自覚症状や肥満の有無などが分かりませんので、基礎体温を持参して、一度専門医に相談されることをお勧めいたします。
Q:娘が流産、次の出産の注意は
 今春結婚した娘(25歳)が妊娠しましたが、残念なことに流産してしまいました。医師からは、1年くらい間をおいて妊娠するようにすれば大丈夫だと言われたそうです。健康な赤ちゃんを産むために、どんな注意をしたらよいでしょうか。なお娘夫婦の血液型は夫(30歳)がO型(+)、妻がA型(−)です。
(三条市・H)
A:夫婦の詳しい血液型検査を
 2つに分けて話してみましょう。まず一般的に自然流産は、全妊娠の10〜20%にもみられます。特に妊娠初期の流産は、胎児自身の異常によるものが大部分で、母体のウイルス感染、染色体異常、着床不全などの原因が考えられますが、その原因を究明することは、ほとんど不可能と考えた方がよいでしょう。すなわち妊娠初期の流産は、自然界における一種の自然淘汰と考えられ、両親に流産の原因となるような、明らかな異常を認めることは、ほとんどないと考えてよいと思います。
 次にご質問の文面から、夫血液型O型(+)、妻A型(−)とありますので、この夫婦間の妊娠は、RH不適合妊娠です。RH不適合妊娠の場合、夫の血球によって母親が感作されて胎児が障害を受ける可能性もでてきます。しかし、この問題は、妊娠中に母親の血液から、胎児に障害を与える可能性があるか否か調べることができますので、心配なく次の妊娠を考えてよいと思います。
 今回の流産で、母親が感作されることは非常に少ない(5%以下)と思いますが、一度、間接クームス検査を受けてみて下さい。同時に夫婦のRH式の詳しい血液型を調べることが大切です。
 夫婦の年齢を考えますと、染色体異常などの子を出産する危険性は少ないと考えられますので、安心して妊娠してよいと思います。しかし流産の原因には、母体のウイルス感染症やトキソプラズマ症などが原因となることもありますので、次の妊娠の前に一度、これらの抗体の有無を調べることも大切です。
Q:生理痛ひどく、子供ができない
 以前より生理痛がひどく、痛むのがいつも左側の下腹部です。痛みだすのは生理3、4日前からで、生理1日まで続き、あまりにせつないため、薬を服用しています。その害はないでしょうか。また左側だけ痛むことと、結婚して2年経つのに子供ができないこととは、関係あるでしょうか。3ヶ月前から基礎体温を測っていますが、高温と低温の2極に分かれています。
(新潟市・27歳の主婦)
A:「子宮内膜症」で治療が必要
 結婚して2年になるのに子供ができないのは、不妊症ですから専門的な治療が必要でしょう。基礎体温が高温、低温の二相にわかれているということは、排卵があると判断されます。
 不妊症には、いろいろな原因がありますが、生理痛が強いこと、排卵があるのに子供ができないことなどから、子宮内膜症という婦人科的な疾患が一番考えられます。
 また左下腹部の痛みは、左側の卵巣が腫れていることが考えられますので、専門医の診察を受けることをお勧めします。受診時には、基礎体温を持参することが大切です。
 もし、子宮内膜症と診断されても、最近はよい薬がありますから、病態にもよりますが、飲み薬による治療が行われると思います。
 このような一時的に基礎体温が不規則となったり、月経量が少なくなったり、無くなったりすることがありますが、薬の服用を中止すると、生理も元に戻りますので、心配いりません。子宮内膜症の治療を受けながら、不妊症の検査もできますから、早めに相談に行かれることが大切です。
Q:「妊娠2ヶ月大」の子宮筋腫
 47歳の主婦です。2年前から生理が非常に多くなり、最近は血塊もかなり出ます。開業医の診断では子宮筋腫で妊娠2ヶ月くらいの大きさとのこと。先生はホルモン注射を20日間ごとに6ヶ月続ける治療方法もあるといわれましたが、手術するかどうか迷っています。
(村上市・U子)
A:まず凝血減らしガン検査を
 47歳という年齢を考えると、2年前から生理の量が多くなってきたり、不順になったりしても、必ずしも異常とは言えないと思います。しかし、血液の凝塊がみられるのは、診察を受けた先生の言われるように、子宮筋腫の場合によくみられる症状です。子宮筋腫には、子宮が新生児頭大からそれ以上に大きくなるものから、子宮は正常の大きさでも、子宮つち腔内に筋腫がある粘膜下筋腫というものもあります。したがって、内診による子宮の大きさだけで手術の可否を決められないこともあります。
 妊娠2ヶ月くらいという子宮の大きさは、手術をした方がよいか、様子をみた方がよいか判断に苦しむところだと思います。ホルモン療法で出血量が減少したり、凝血がみられなくなれば、子宮ガンの検査をしてもらい、異常ないことを確認されて様子をみられたらよろしいと思います。ホルモン療法で、出血の状態が改善されない時は、子宮のレントゲンを撮ってもらって、子宮腔内に異常がないかどうかみてもらうことも必要です。
 子宮筋腫で手術を行う場合は大きさでいうとこぶし大からこぶし大以上のことが多いわけですが、腹痛や腰痛が強かったり、過多月経といって、生理の量が多い場合、またたびたび生理がきてそのために貧血が強くなって、心臓に影響がみられたりする場合、他に原因がみられない時には手術の適応となります。
Q:小5で生理不順、中3でなし

 小学校5年の娘は、昨秋初潮があり、2〜3日間少量の出血がありました。しかし、それ以来、月経らしいものがありません。偏食か性ホルモンの異常でしょうか。
(新潟市・主婦)

 中学3年生の娘にまだ生理がありません。2年前に貧血気味だということでしたが現在治癒しました。生理と関係あるのか専門医に診察してもらう必要があるでしょうか。
(刈羽西山町・主婦)

A:個人差あり専門医に相談を
 初潮は身体、中枢神経、内分泌系がある程度の成熟度に達してはじめて起こります。ですから、初潮の時期は個人的差が大きく、これに影響を与えるものには、身体発育、栄養状態、精神的影響、環境などのほかに、遺伝、人種といったものがあります。身体的発育との関係でみると、8歳くらいまでは身体の発育が主ですが、それ以後はしだいに女性化が進行し、初潮はこの急激な身体発育のピークの少し後、身長が145〜148cmを過ぎる頃にみられることが多いのです。
 年齢的には、戦後世界的に初潮年齢の若齢化がみられていますが、大部分が10歳(小学4、5年)から14歳(中学2,3年)の間に発来し、平均年齢は12歳です。初潮は、卵巣や子宮がある程度発育したのちに起こります。しかし、この時期は卵巣の成熟はなお未完成のものが大多数で、正常な排卵を伴わないものが多く、初潮後3年を経ても、正常なものは50%くらいに過ぎないといわれています。
 お子さんの場合は、まだ小学5年生ですので、あまり心配なさらないで、近医の産婦人科か小児科の先生に一度相談されるのがよろしいかと思います。
 次に、17〜18歳頃になって初潮をみる場合もあり、晩発月経とよんでいますが、大部分の女性は14歳頃までに初潮発来がみられますので、8歳以前に初潮がみられたり、15歳になってなお初潮がみられない場合は、専門医に相談されることが望ましいと思います。
Q:子宮筋腫!子供はほしい
 27歳の女性です。なかなか子供ができず、子宮筋腫と診断されました。しかしまだ小さく、子供がほしいという私の希望もあったことから、今すぐには手術の必要はないということでした。しかし筋腫が大きくなって手術の必要に迫られれば子供は断念しなければならず、じっとしていられない気持ちです。
A:不妊の原因をよく確かめる
 子宮筋腫を合併していても、妊娠し異常なく出産する人は少なくありません。子宮筋腫の場合は、子供ができない「不妊」の原因になることもありますが、一般には、流早産の原因や、妊娠経過の途中で腹痛の原因になったりすることがあるために、症例によっては手術の適応となることがあります。しかし、この場合、妊娠の成立維持に支障がないように、筋腫だけを摘出する方法が行われます。
 あなたの場合、子宮筋腫が不妊の原因だと判断することは早すぎると思われます。不妊症は、避妊なしに一年間夫婦関係をもっても妊娠しない場合です。その原因は40%が女性側、40%が男性側、そして20%が双方によるものといわれています。したがって、今すぐ手術の必要はないと言われたということを考えると、結婚してまだ子供のできないことを子宮筋腫のためと判断することはないと思われます。
 これから必要なことは、あなた自身が自分の基礎体温を測定し、月経周期を正しく把握し、排卵の有無を確認すると同時に、一方では産婦人科の先生に不妊症・・・不妊の原因がほかにないかどうか検討してもらうことが大切だと思います。
 また子宮卵管造影といって子宮のレントゲンをとることによって、子宮筋腫があなたの場合、子供のできないということと、どのような関係にあるか、ある程度判断することができます。手術によって子供のできない体になるのではと思い悩むことはないと思います。
●とくなが女性クリニック●
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